【青森の実家・山】いらない土地を手放す2つの方法(相続土地国庫帰属・寄付)と行政書士のサポート
「毎年届く固定資産税の通知書を見るたび、この山や土地をどうにかしたい」「実家の空き地や誰も行かない山を、子供世代に負の遺産として残したくない」 青森で暮らす方や、離れて暮らす子ども世代から、こうした「負動産」の処分についての相談が増えています。
手元にあるのは、場所すらよく分からない土地の納税通知書だけ。さらに、積雪のある青森では、冬場に現地を確認することもままなりません。 使っていない土地を手放すための2つの主な選択肢と、それぞれの現実的なハードルについて解説します。

方法1:「相続土地国庫帰属制度」で国に引き取ってもらう
2023年に始まった「相続土地国庫帰属制度」は、相続した不要な土地を国に引き渡せる新しい仕組みです。
- かかる費用: 審査手数料(1筆14,000円)に加え、承認後は10年分の管理費として「負担金」(原則20万円〜)を納める必要があります。
- 青森特有のハードル: 国は管理が難しい土地を引き取らないため、「建物がある」「境界が不明確」「急な崖地がある」といった土地は、そもそも申請の土俵に立てません。また、数代前の名義のまま放置され、全国に散らばった相続人全員で申請しなければならないケースでは、足並みを揃えるだけで膨大な時間がかかります。
- 事前の備え: 2026年2月からは、法務局で亡くなった方の所有不動産を一覧にできる「所有不動産記録証明制度」も始まっています。隠れた土地の手放し忘れを防ぐために活用できます。

方法2:「遺贈寄付」や自治体への寄付
「お世話になった青森市に土地や建物を役立ててほしい」「地域の活動に使ってほしい」という想いから寄付を検討される方もいます。
- 不動産寄付の現実: 現金と異なり、不動産は受け取る自治体や団体側にとっても「固定資産税や除雪・草刈りなどの維持コスト」が発生し続けるため、そのままではお断りされるケースが少なくありません。
- 確実に想いを届ける工夫: 遺言書に書き記す前に、受け取り側へ事前に受け入れ可能か確認しておくことや、遺言の中で「不動産を売却し、その代金を寄付する(清算型遺贈)」という形をとることで、団体側に管理の負担をかけずに想いを形にすることができます。
行政書士ができるサポート
使えない土地や山の処分は、単に書類を書くだけで解決するものではありません。「そもそもその土地が手放せる状態にあるか」の事前調査が不可欠です。
当事務所では、以下のようなサポートを行っています。
- 戸籍調査と相続人の整理: 全体に散らばった権利者を辿り、話し合いの土台を作ります。
- 不動産の特定と事前診断: 納税通知書から場所を特定し、法務局での手続きや制度の条件に適合するかを確認します。
- 遺言書・契約の作成: 不動産の処分や寄付を確実に実行するための遺言書作成や、手続きの道筋を整えます。
冬に悩み、春に忘れるというサイクルを今年こそ断ち切り、ご自身の代で次世代へ負担を残さないための整理を始めてみませんか。
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