孤独死すると、どうなるか


みなさんは、ご自身の最期について、どのようにするかは決まっていますか?
大半の方はぼんやりと「妻がしてくれるだろう」「子供を頼ろう」とお考えかと思います。
ご自身の最期の在り方は、その方がどのような人生を送ってきたかにより様々かと思います。


人はいつ亡くなるか予想はつきません。まだ若いのに不慮の事態などで亡くなる方もいれば、ご病気で亡くなる方など様々です。

人の死の中でも、「孤独死」というものがあります。

核家族化が進み、一人暮らしする方も増えました。
身体の自由がきくうちは自由に暮らしている方でも、体調を崩した時のこと、いざその時に誰に頼るかを決めておくことをおすすめしております。

その様なことに対応できる契約があります。
委任任意後見契約で、急な病気やケガ、そして、認知症になった時の備えることができます。
また、後のことをしてくれる方がいない場合は、自分の信頼している人と死後事務委任契約を結んでおくことで、死後の手続がスムーズに行われます。

もし何も決めておかず、孤独死したらどうなるか。

まず、病院等でなく自宅でなくなった場合は、警察に連絡し、事件性がないかどうかを判別してもらうことになります。
死後数日経っている場合は、季節により室内の特殊清掃が必要な場合もあります。
家族がいれば大家さんや警察から家族のもとに連絡があるでしょう。
その後、亡くなった方の通帳等の財産をご家族が把握していない場合は、どこにどれだけの財産があるのか、借金はなかったのか逐一調べなければならなく、疲労困憊してしまいます。
死後の手続をご依頼される方の中にも、この孤独死により亡くなられた方の件があり
のこされたご親族の方はしなければならないことに忙殺され、疲労困憊されています。
上記は一例ですが、孤独死は残された方にも、まわりの方にもかなりのリスクがあるのです。
そのリスクを知った上で、出来る対策を取るのが終活では大切なことの一つかと思います。