【青森のこわい話】親が死んで空き家になった実家の末路

そして誰も居なくなった家
東京で暮らす長男の健一さん(仮名)にとって、青森の実家は、父が死に、母も亡くなってからは「ただの重荷」でしかありませんでした。 「お母さんも亡くなったし、もう青森に帰る理由もない。固定資産税さえ払っていれば、いつか誰かがどうにかしてくれるだろう」
そうして、一度も雪下ろしをすることなく、放置されて数年。 空っぽの実家には、巨大な仏壇と数えきれない位牌、そして曾祖父から受け継いだままの「広大な裏山」、自宅の敷地内たつ立派な蔵が残されました。
役所から届いた一通の茶色い封筒

ある日、東京の健一さんの元に、市役所から一通の封筒が届きます。 内容は、近隣住民からの苦情を受けた「空き家放置に関する特定空家等への勧告」。
「屋根が雪の重みで歪み、道路に落雪する危険がある」「裏山の枝が隣家に侵入し、被害が出ている」。 慌てて専門家のもとを訪ねた健一さんは、そこで示された登記簿を見て絶句します。
- 4次・5次相続: 裏山の名義は、明治生まれの曾祖父のまま放置。相続人は全国に散らばり、顔も見たことがない親戚が22人。
- 物理的壁: 市街化調整区域の家は買い手がつかず、蔵と仏壇の片付け、そして建物の解体見積もりを合わせると400万円を軽く超えた。
- 逃げ場がない: 「もう母もいないし、相続放棄を……」と縋る健一さんに、専門家は冷酷な現実を告げます。 「お母様が亡くなってから数年、あなたが固定資産税を払い続け、実家を『管理』していた以上、今さら相続放棄は認められません」
健一さんは、絞り出すような声で言いました。 「……親が二人とも死んだら、勝手に国が引き取ってくれると思ってた。こんなの、聞いてないですよ」
放置=リスクがありすぎます
かつては「固定資産税さえ払っていればいい」と言われた時代もありました。しかし、今の法律はそれを許しません。
2024年4月から始まった「相続登記の義務化」(👉詳しくはこちらの記事へ)。放置すれば10万円以下の過料が科せられます。 さらに、管理不全となった実家は、自治体から指定を受ければ固定資産税の優遇が解除され、税金が最大6倍に跳ね上がる。 いらない土地を国に返す「国庫帰属制度」も(👉詳しくはこちらの記事へ)、名義人が22人に増え、境界が不明な山がある状態では、申請書類を揃えるだけで数年の歳月と莫大な費用がかかるのです。
どうしていれば良かったのか?
「母が亡くなる前、まだ判断能力があるうちに、出口を決めておくこと」。
もし、母が「専門家を遺言執行者に指定する」という遺言書を一筆書いていれば。そして、仏壇の供養や実家の処分をプロに委託する段取りを済ませていれば。 健一さんは、役所からの督促に怯え、20人の親族と交渉することもなく、事務的に、淡々と、負の連鎖を断ち切れたはずなのです。
まとめ
「親がいなくなっても、なんとかなる」。その甘い期待が、4次・5次の泥沼を引き寄せます。
「親が生きているうちに、専門家を間に立てて『出口』を作っておけば、こんなに苦しまずに済んだのに」 これは、すべてが手遅れになった現場で、私が何度も耳にしてきた、遺族の後悔です。
手遅れになる前に。今、その重荷を整理するところから始めましょう。
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