故人の遺言書の確認法|自筆・公正証書・法務局保管の探し方【青森市の相続手続き】
大切な方を亡くされた青森市の皆様へ
相続の手続きは、ただでさえ大変な時期に、複雑で分かりにくいものです。
特に「遺言書があるかどうか」の確認は、真っ先に行う必要があります。 もし後から遺言書が見つかると、手続きがすべてやり直しになり、親族間での大きなトラブルに発展しかねないからです。
また、遺言書を隠したり探さなかったりすることは、法律違反(過料)のリスクも伴います。
「大切な家族の想い」を正しく受け継ぐために。 この記事では、青森市の行政書士が以下の3点をステップ形式で解説します。
- 遺言書の種類ごとの「見つけ方」
- 見つけた後に「やってはいけないこと」
- 家庭裁判所での「検認手続き」の進め方
初めての方でも、この記事を読めば「次に何をすべきか」が明確にわかります。
「遺言書の確認」が大切な理由。探し忘れで起こる「二度手間」と「トラブル」

ご家族が亡くなると、すぐに遺産分けの話し合い(遺産分割協議)を始めるケースが多いです。
しかし、話し合いが終わった後に「故人の部屋から遺言書が出てきた」としたら、どうなるでしょうか。
実は、原則として遺言書は遺産分割協議よりも優先されます。 せっかく決めた分け方も、遺言書と内容が食い違っていれば、すべての手続きを最初からやり直さなければならないかのうせいがあります。
■ 遺言書の確認が「最優先」な理由
- 時間のロスを防ぐ: 手続きの二度手間を回避できます。
- 費用のロスを防ぐ: 名義変更などの再申請には、追加の費用がかかる場合があります。
- トラブルを防ぐ: 「言った言わない」の親族間トラブルを未然に防げます。
確実に遺言書を確認することは、残されたご家族の平穏を守るための、最も重要な第一歩なのです。
見つけた遺言書を勝手に開けてはいけない?法律のルール

特に注意が必要なのが、故人がご自身で書いた「自筆証書遺言」が見つかった場合です。
もし、この遺言書を勝手に開封したり、そのまま手続きに使ったりすると、法律(民法)違反となり、5万円以下の過料(罰金のようなもの)を科される可能性があります。
「中身を確認したい」という気持ちはわかりますが、まずはぐっと堪えてください。
■ なぜ勝手に開けてはいけないのか?
それは、遺言書の「偽造」や「書き換え」を防ぐための重要なルールだからです。
見つけた後の正しい手順は、家庭裁判所での「検認(けんにん)」という手続きを経ること。 「焦らず、正しい手順を踏むこと」が、結果として相続をスムーズに進める近道になります。
種類別:遺言書を「どこに」「どうやって」探せばいい?

遺言書にはいくつかの種類があり、種類によって探し方が異なります。以下の3つのステップで探していきましょう。
ステップ1:ご自宅や身の回りにある「自筆証書遺言」を探す場所
まず、故人がご自身で保管していた可能性のある場所をくまなく探します。
- ご自宅内:
- 金庫や鍵のかかった引き出しの中
- 仏壇や神棚の裏
- 書斎や寝室の重要書類フォルダー
- 手帳、日記、エンディングノートなどの中に挟まれているかも
- 金融機関:
- 故人が契約していた銀行の貸金庫(契約の有無を確認する必要があります)
ステップ2:公的な記録を調べる「確実な」探し方
ご自宅で見つからなくても、公的な場所で遺言書が保管されている可能性があります。
公証役場での検索(公正証書遺言)
公正証書遺言は、公証役場で公証人に作成してもらう遺言書です。これは公的なデータとして保管されています。
- 探し方:相続人の方は、お近くの公証役場に問い合わせることで、故人が全国どこの公証役場で遺言書を作成したかを確認できます。
- 青森市にお住まいの方は、最寄りの公証役場や、青森市を管轄する公証役場に連絡して、照会を依頼しましょう。
法務局での確認(預けてあった自筆の遺言書)
2020年7月より、自筆で書いた遺言書を法務局に預けることができる「自筆証書遺言書保管制度」が始まりました。
- 探し方:相続人であれば、全国どこの法務局でも、故人がこの制度を利用していたかを確認する証明書を請求できます。

ステップ3:金融機関や専門家(弁護士・行政書士)へのヒアリング
故人が生前、遺言書の作成について専門家に相談していたり、代行を依頼していたりする可能性もあります。
心当たりのある弁護士や行政書士に一度確認してみるのも有効です。
遺言書を見つけたらすぐにやること・やってはいけないこと

【注意】見つけた遺言書、勝手に開封してはいけません!
自筆の遺言書(自筆証書遺言)を見つけたら、まずは手を止めましょう。 そのまま家庭裁判所に提出し、「検認(けんにん)」という手続きを行う必要があります。
たとえご家族であっても、裁判所を通さずに開封してしまうと、法律違反(5万円以下の過料)の対象となり、後の手続きに支障が出る恐れがあります。
■ 見つけた後の正しい扱い方
- 封がしてある場合: 絶対に開けず、そのまま保管してください。
- 封がない場合: 内容を書き換えたと疑われないよう、速やかに裁判所へ持ち込みます。
せっかく見つけた「大切な家族の遺言」を無効にしないために。 焦らず、まずは正しい手順を守ることが何よりも大切です。
検認(裁判所の確認)手続きの流れと、青森市の窓口

「検認」って何をするの?
「検認(けんにん)」とは、遺言書が故人の本人のものであることを確認し、偽造などを防ぐために家庭裁判所で行う手続きです。
■ どこで手続きする?
亡くなった方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所です。 青森市にお住まいの方であれば、青森家庭裁判所へ申し立てを行います。
■ 手続きの流れ(3ステップ)
- 申立て: 申立書と戸籍謄本などの必要書類を裁判所へ提出します。
- 通知: 裁判所から相続人全員に「開封の日時」が通知されます。
- 開封・確認: 指定された日に裁判所へ行き、相続人の立ち会いのもとで遺言書を開封します。
検認が「不要」な遺言書とは?

「検認」が不要なケースもあります
以下の2つの遺言書は、公的な場所で保管されているため、面倒な家庭裁判所での「検認」が必要ありません。
- 公正証書遺言(公証役場で作成)
- 法務局保管の自筆証書遺言(2020年開始の制度)
これらは発見後、すぐに銀行の名義変更や不動産の相続登記に使用できます。 「少しでも早く、スムーズに手続きを終えたい」というご家族にとって、大きなメリットです。
💡 これから遺言書を作るなら?
「残された家族に、裁判所の手続きで苦労させたくない」 そうお考えの方には、公正証書遺言が最もおすすめです。
公正証書遺言の作り方や、自筆証書遺言との詳しい違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
青森市での煩雑な遺言執行・相続手続きは専門家へ

遺言書通りに財産を分ける「執行手続き」の難しさ
遺言書が見つかった後も、遺産を実際に相続人に分配し、名義変更を行う「遺言執行手続き」が待っています。
銀行口座の解約や名義変更、不動産の所有権を移す登記手続き(司法書士と連携して行います)など、専門知識が必要な手続きがあります。
相続人ご自身でこれらをすべて行うのは、大変な時間と労力がかかります。
まとめとお問い合わせ

遺言書の探し方・発見後の流れをまとめた簡単なフローチャートで、ご自身の状況をご確認ください。
青森市で遺言書のことでお悩みなら、お一人で抱え込まず、まずは一度お気軽にご相談ください。
専門行政書士が、最初から最後まで親身になってサポートいたします。
当事務所は、遺言書の「探し方」だけでなく、「作り方」もサポートする専門家です。検認やトラブルの心配がない公正証書遺言の作成をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
「これから」の備えを整理しませんか?
終活は何から手を付けていいか迷いがちですが、全体像が見えるとやるべきことが明確になります。 安心した毎日を過ごすためのステップを、青森市での実務の流れに沿ってまとめました。
まずはホッと一息。初回30分無料相談をご利用ください

初回30分無料相談は、お客様にとって安心の無料窓口です。
💡問題を整理し解決の糸口を見つけます。
💡手続きについて分かりやすくお伝えします。
💡サポートが必要かじっくりとご判断ください。
まずは「お茶を飲むような気持ち」でお話しください。

お問い合わせ
「これから」を、確かな安心に変えるために。
どのような備えが必要かは、お一人おひとりの願いや状況によって異なります。
私が直接お話を伺い、あなたの願いを形にするための具体的な選択肢を提示いたします。

「私が直接お話を伺います」
公式ラインはこちらから
予約制:平日9-18時(土日祝も対応可)
24時間受付|2営業日以内に返信
※当事務所は、解決に向けて真剣にお悩みの方との信頼関係を大切にしております。詳細は「よくあるご質問」をご確認ください。


